動悸とは

動悸とは、突然「ドキドキ」「ばくばく」と心臓の動きが速くなったり、ドクンと大きな拍動が起きるなど、自分の心臓の動きをいつも以上に感じることを指します。
動悸は、狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤(だいどうみゃくりゅう)など心臓病の初期症状にあたる可能性があるとされています。
通常は動いた時や貧血時に動悸が起こることが多いです。基本的には自覚症状であり他覚症状ではありません。
「心臓がドキドキする」などと表現されますが、必ずしも心拍数が上昇しているわけではなく、心拍数が低い状態でも起こることがあります。
動悸の症状には次のものがあります。

・心臓の拍動が速くなる
・心臓の拍動を強く感じる
・突然、脈拍が激しく乱れる

動悸が起こると、「胸が苦しい」と感じます。息切れが起こった場合も同じく胸が苦しく感じるため、動悸と息切れは混同してしまいがちですが、感覚は似ていても動悸と息切れは全く違う症状です。
動悸は、心臓の拍動に異常があって起こる症状で、医療用語では「循環器疾患」と呼ばれます。それに対し、息切れは肺に原因があって起こる症状であり、「呼吸器疾患」と呼ばれます。
肺や呼吸器に異常がなくても、激しい運動などの理由で血液中の酸素の量が少なくなっていると、息切れが起こることがあります。
動悸と息切れは非常に似ていますが、それぞれの特徴を知っておけば正しく見分けることができます。動悸は、心臓がドキドキ、バクバクと感じられたり、身体全体にまで鼓動が響くような感覚に襲われます。息切れの場合は、息苦しい、息を吸っても吸っても足りない感じがする、というような感覚です。

インフォメーション